「人生に疲れた・・・」うつ病経験者が語る、自分の限界を越えてしまった話。



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「人生に疲れた、もう何もかも嫌・・・。」って思う時、ありますよね。
「このままずっとこの荷物を背負い続けて、寿命をまっとうすることって・・・果たしてできるんだろうか・・・。」とさえ思えてくる。
もう苦しい、もう辛い。もし今の状況に限界を感じているのなら、その荷物、一度横に置いてみませんか。

■限界を超えたら息をするのも辛かった

こんにちは、いとです。
私には10代後半から20代前半にかけて、うつ病、摂食障害、不登校、ひきこもりに苦しんだ過去があります。克服して8年。今は平凡ですが幸せな日々を送っています。
私がうつ病を発症したのは高校生1年生の時でした。複雑な人間関係、多大な重責を背負った『社会人のうつ病』とは根本的に違うとは思いますが、「死にたい、死にたい」とひたすら思い続けた経験があります。あの頃をふり返ると「息をするのも辛かった」です。

高校生だったのに、私がうつ病になった直接の原因は過労?でした。(働いてないから過労じゃないのかな?)
色々欲張りすぎて(手の抜き方がわからないっていうのもあったのですが)、睡眠時間を削ずり続けたことが一番いけなかった、と今になって思っています。

私はそれまで挫折を経験したことがなく「努力すれば何だって乗り越えられる」と思っていました。
「もう疲れた。休みたい。」ってこぼしそうになる自分に「今が正念場じゃないか!弱音なんて吐いてる場合じゃない!」って熱血教師ばりに自分で自分を叱咤激励し続けました。
歯をくいしばって、こぶしを握り締めて。靴底に鉄板でもついてるんじゃないかってくらい重たい足を、一歩、また一歩と踏み出して、ようやく学校に行く。

その結果、努力が実って明るい未来が待ってた!わけじゃ全くなく、残ったのはそれまで押さえつけられていた「疲れた、疲れた、もう休みたい願望の爆発」でした。
その後、4年間にわたる廃人のようなひきこもり生活を送ることになります。

こんなことになるのなら、さっさとあきらめればよかった。
ほんとに限界ならそう言ってくれたらよかったのに、ただ弱音を吐いてるだけだと思って、全然気づかなかった・・・。

そう思いました。
ですが、後悔先に立たずとはまさにこのことです。

なので、この記事を読んで下さってるあなたがもし、毎日歯を食いしばって必死にを生きているのだとしたら・・・。
お伝えしたいことがあります。
「どうか限界を越えないでください」ということです。

人それぞれ、逃れられない現実や守らねばならない立場があることは承知しています。
簡単に「投げ出してしまえ!」なんて無責任なことは言えません。
(私は今、子育て真っ只中ですが、もしも自分を極限まで追い詰められるような出来事が起こって、昔みたいに「息をするのも辛い」状態になったとしても、自分の役割を投げ出すことはできないだろうと思います。病気になってもうどうにもこうにも、って状態になってしまったら、その時はごめんなさいって言うしかないけれど。)

また、努力の先に得られるものがあることも事実です。
むしろ、歯を食いしばる経験がなかった人生の方が珍しいのかもしれませんね・・・。

ですが、気をつけてほしいことがあります。どうか自分の限界を見失わないで下さい。
身も心も疲弊しきってしまうと、だんだん正常な判断ができなくなってきてしまいます。

あなたの心や身体の「疲れた」という訴えは、本当に努力と根性でかきけせるものですか?

苦難を乗り越えようと自らの意思で立ち向かっている状態と、冷静さを失ってやみくもに走るしかない状態とはちがいます。
そして、今は自分の意思で立ち向かっていたとしても、長く続けているうちに自分でも気づかぬまま、やみくもに走り続けるようになってしまうこともあります。
健康が保てるのならそれでもいいのですが・・・。

からだが鉛のように重たい。
ふいに涙がじわっと溢れてくる。
時間が許すのなら布団の中でじっとしていたい。
誰かと話をするのが億劫。

そんな気持ちになってきたら、心と身体の「SOS」と受け取りましょう。
ないがしろにせず、ちょっと立ち止まって、その訴えに耳を傾けてあげてください。

 

■現状と向き合うための5つの工夫

今のあなたを「人生に疲れた」と思わせるまで追い詰めていることは何でしょうか。

やらないといけないことが山積み、やってもやっても終わらない。
ああでもない、こうでもないと考えたり悩んだりする自分にヘキエキ。
第一、今の道を走り続ける以外の選択肢があるとも思えない。

だからあきらめて今のままやるしかない。頑張れ私。

↑これは私がしんどくなった時に思っていたことです。

 

(1)誰かに話を聞いてもらう

「もうだめだ、八方ふさがりだ」と感じたら、一人で抱え込まずに誰かに話を聞いてもらうことをおすすめします。
「弱音を吐きたくない」と食いしばらずに、素直に苦しい現状を話しましょう。自分にはなかった視点から有意義なアドバイスがもらえるかもしれません。
たとえ具体的な解決方法にならなくても、人に話すという行為そのものに心を浄化し、安定させる作用があります。

「じっくり話を聞いてくれそうな人」と言われて思い浮かぶ人はいますか?その人に「話を聞いてほしい」とお願いしてみましょう。もしいないのなら、行政の電話相談を利用してみる、カウンセリング機関を利用してみる、という手もあります。無宗教でも、お寺や教会をたずねて話を聞いてもらってもいいと思います。
(ただし、仏教かキリスト教など古典的な宗教をおすすめします。新興宗教は一概には言えませんが、よくない噂を聞くことも多いので。)

自分の話を聞いてくれる人がいるというだけでほっとしますし、話をしているうちに自分が本当はどう思っているのかという気持ちの整理がついて、道が開けてくるかもしれません。

(2)自分に求めるハードルをさげる

うつ病を発症した頃の私は、自分に求めて求めて求め続けていました。「自分はこうなりたい」「ここまでやりたい」という理想があって「これくらいできるはずだ」とも思っていましたし、うまく妥協することができませんでした。その頃は自分のそういう特性に自覚がありませんでしたが・・・。
「人生に疲れた」と思いながら頑張り続けないと維持できない自分は、本当の自分ではないのですね。
歯を食いしばって虚勢を張るよりも、ゆったり構えて等身大の自分でいられる方が幸せなように思います。

あなたは気がつかないうちに、自分に「もっともっと」を求めていませんか。プライドが心を縛りつけていませんか。「こうでなければならない」から「まあ、いいか」という気持ちになれたら、ずいぶんと心が軽くなるはずです。

(3)手抜きをさぐる

「今あなたがやらなければいけない」と思っていることは、もしかすると今より手を抜いても大丈夫かもしれません。一般的に心が追い詰められて疲れてくると、考え方の視野が狭まる傾向にあります。頑なになってしまって、柔軟性を欠いてしまう。

「頑張るしかない」と前のめりになっている姿勢から身体を起こして、すこし引き気味に今の自分の状況を眺めてみると意外に抜け道を見つけられるかもしれません。

寝不足の頭でではなく、なるべくいいコンディションの時に、どうしたら今よりも楽になれるのかじっくり考える時間をとることもおすすめです。

(4)思い切って前から行きたかった場所に出かけてみる

心も身体も疲弊している状態の場合はとにかく自宅で休養することが一番だと思いますが、もし疲れを感じているのが心で、身体にはまだ余力がありそうであれば、一度現実から離れるためにも遠くへ出かけてみるのもいいですね。

前々から行きたいと思っていたところはありませんか。電車の中吊り広告、雑誌の表紙、友達に見せてもらった写真、目にした時に「あーこんなところ行ってみたい」と思った景色があったのなら、思い切って計画してみましょう。

遠すぎて難しければ、近場で自然豊かな山や海や湖がきれいな場所を探してみましょう。

ツアーならバスに乗っていれば事前の調べがなくて楽ですが、その分団体行動のわずらわしさもあるので一長一短ですね。もしツアーであればフリータイムが多いプランがおすすめです。

生活圏から離れてのんびり景色を眺めれば、目の前のことに追われて他のことを考える余裕がなかった自分から離れることができます。休みの日ぐらいゆっくりしていたい・・・となかなか億劫なことではありますが、いざ出かけてみると心の充電になりますよ。

(5)「ほかの道はいくらでもある」という心の保険を持っておく

現状維持しないといけない理由は数え出したらキリがないくらいありますよね。
頑張ってもう少し続けてみるという選択ももちろんあります。

ですが、たとえ今の道を走り続けることを選んだとしても、「ほかの道はいくらでもある」と思うだけで心が軽くなります。

ほかの道を選んで何とかなった例としては・・・私のことをお話しすると、
私はうつ病になる前は、普通に高校、大学と進んで、普通に就職するものと思っていました。
多くの人が歩むレールにのっかって進んでいくことに何の疑いも持っていませんでした。

ですから、いざそこから脱落してしまった時、屈辱的でこれからどうしたらいいかわかりませんでした。
私の選択肢は一つしかなかったからです。
周りが提案してくれた「他の選択肢」は到底受け入れがたいものでした。

でも実際に選んでみると(と言うより、選ぶしかなかったので、しぶしぶ通信制の高校に転校しました。)、はじめはやっぱり嫌だったけれどそれなりに馴染んで、今となっては「こういう道もあったんだな」と思っています。

うつ病になったのが学生の時だったので、あまり参考にはならないかもしれません。
ですが、その時は「それだけは絶対に嫌」「無理だ」と思っていたことも、やってみるとまあまあよくて、時が経ってふり返れば「何とかなったな」という経験をしている人は多いのではないでしょうか。

今すぐどうこうではなく、少しでも気持ちが楽になる心の保険として、今とはちがう道を選択肢として持っておくといいと思います。

もしすぐにでも、本当に仕事や学校をやめたい、あるいは離婚したいという場合は、まずは一度休む、離れるという方法をとりましょう。
「人生に疲れた」と感じている今の心の状態では、冷静な判断を欠いてしまうかもしれないので、重要な決断は先送りすることが得策です。

■もしかして、限界を越えたかも?

限界を越えてしまって、心身の不調が継続しているようであれば、迷わず心療内科や精神科を受診してください。
心の病は脳内物質の分泌が関与している場合が多いのです。

お薬を服薬することで、その不調が改善されることもあります。
はじめは「薬に頼りたくない」という気持ちや「薬漬けになるのでは?」という不安もあると思いますが、
薬の服薬も一つの選択肢として、まずは試してみることをおすすめします。(ちなみに私も服薬はしましたが、今は一切飲んでいません。)

よく眠れると、それだけで少し気持ちが楽になりますよ。

■さいごに。「頑張る」という言葉は・・・

『「頑張る」は「頑なに張る」という漢字を書きます』と昔、誰かが教えてくれました。
それを聞いた時、「私はずっとそれを自分に課してきた」という思いがしました。

ぴんっと張った糸のように、力を抜くところを知らなかった。
融通が利かず、頑なに自分に求めるというやり方を変えようとしなかった。
いつの間に、これが”普通”になっちゃったのかな。

そんな「頑張る」はいりません。

病気になってまで、あるいは死を選ぼうとするまで、頑張らないといけないことは何もないからです。
健康でなければ元も子もない、そう考えて自分の心とじっくり向き合ってみて下さい。

さいごに、「頑張る」の意味を教えてくれた人が
「頑張るんじゃなくて、顔晴ろうね」と声をかけてくれました。

「今日も1日顔晴ろう!」って毎日思いたいですね。


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