インフルエンザを自然治癒させると脳炎になる危険性も!メリット・デメリットは?



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インフルエンザの流行が心配な季節になってきました。「急な高熱、からだが何だかぐったりとして重たい、そういえば周りでも流行している」となると、もしかするとインフルエンザかもしれません。

ところで、インフルエンザは病院に行かないと治らない病気なのでしょうか?実は、自然治癒も可能な病気なのです。事実、抗インフルエンザ薬が国内で販売開始されたのは2001年。それまではウイルスに直接働きかける薬はなかったため、病院では解熱剤、せきやたんを抑える薬など、辛い症状を緩和させるためのものが処方され(いわゆる対症療法)、家で身体をを休めて治していたのです。
また、抗インフルエンザ薬はウイルスの増殖を抑える薬ですが、ウイルスを死滅させるわけではありません。抗インフルエンザ薬が普及した現在でも、インフルエンザを根本的に治す唯一の方法は、人間がもともと持っている自然治癒力なのです

薬に頼りたくない人、病院が嫌いな人、しんどくて病院に行けない人、病院へ行ったけれど抗インフルエンザ薬を処方してもらえなった人など、理由はさまざまだと思いますが、大人で体力がある人であれば、抗インフルエンザ薬を使用せずに自力で完治を目指すこともできます。しかし、インフルエンザから重篤な病気に発展するケースもあるため、そのデメリットについても十分把握しておく必要があります

今回はインフルエンザを自然治癒させる場合のメリット・デメリット、治すまでに必要な期間、できるだけ早く回復するための自宅療養のポイントについてご紹介します。

■ インフルエンザを自力で治すメリット・デメリット

《メリット》
★ 免疫力が高まる
薬を使用せずにインフルエンザを自然治癒させると免疫力が高まるといわれています。そして免疫力がアップした身体は、再びインフルエンザにかかりにくい。これは大きなメリットですね。
しかし、インフルエンザは突然変異を繰り返すやっかいなウイルス。流行をするたびにその性質が変わってしまうため、たとえインフルエンザにかかって抗体ができたとしても、その抗体では対応できなくなってしまいます。免疫力が高まるという点ではかかりにくくなるかもしれませんが、自然治癒させて抗体ができているからもうかからない!というわけではないので、油断禁物ですね。

★ 抗インフルエンザ薬の副作用がでない
人によっては、抗インフルエンザ薬の副作用(吐き気や下痢など主に消化器系の症状)がでることがあります。インフルエンザによる症状だけでも辛いのに、弱り目にたたりめ・・・ですが、飲んでいなければ当然でませんのでこの点については安心できますね。

《デメリット》
★ 重症化したり、合併症を引き起こしたりする危険性がある
一番心配なデメリットはこれです。子どもや高齢者、妊婦、持病がある人は免疫力が弱いため、症状が重くでやすい傾向にあるので、すみやかに受診することをおすすめします。また、「インフルエンザで怖いのは合併症だ」ともいわれています。気管支炎、中耳炎などの合併症、細菌感染による細菌性肺炎や、まれにインフルエンザ脳症を起こすこともあります。”最悪の場合は、命を落とす病気である”という認識を持ちましょう。

★ 完治までに時間がかかる
自然治癒の場合、完治するまでにだいたい10日前後かかりますが、人によっては10日以上かかるケースもあります。また、高熱が出ている期間やその後の微熱状態も長引きやすく、それだけ体力を消耗します。抗インフルエンザウイルス薬を使用することで、通常約1~2日程度治癒期間が短縮されます。

★ 感染を拡大させてしまう可能性が上がる
抗インフルエンザ薬を使用した場合は、ウイルスが最大数になる前に増殖を抑えることができますが(発熱などの症状がでてから48時間以内に使用した場合)、自然治癒の場合はそうではありません。完治までにも時間がかかり、ウイルスが長く体内に残ってしまうため、その分周囲に感染を拡げてしまう可能性が上がります。仕事や学校に早く復帰したい人や、子どもや高齢者、妊婦、持病のある人などリスクのある人と同居している場合は抗インフルエンザ薬を使用することをおすすめします。

■ 高熱で脳にダメージを与える心配は?

インフルエンザは38℃以上の高熱が続く病気。脳へのダメージは大丈夫!?と心配になりますね。事実、髄膜炎や脳炎など、脳に障害を与える病気も高熱が出ることが特徴です。しかし、単純に熱そのものが原因で脳にダメージを与えることは、41℃未満ではないといわれています。

《自宅療養のポイント》

ウイルスとたたかっている身体の免疫力を保持するために、自宅療養で必要なケアについてご紹介します。

■発熱のケア

白血球が体内に入ってきたウイルスや細菌を退治するときに、サイトカインなどの発熱を起こす物質を出し、熱がでます。そうすることで新陳代謝を活発にし、身体を守る働きを向上させ、ウイルスや細菌が増殖するのを防いでいます。つまり、発熱は身体が病気と闘っている証拠。それを解熱剤などで無理に下げてしまうと逆効果になることも。そして発熱は主に、前兆期、上昇期・ピーク期、下降期の3つの段階にわけることができ、それぞれの段階によって必要なケアは異なります。段階に合わせて臨機応変に対応するようにしましょう。

1前兆期

熱が出る前や上がり始めは、悪寒や震えによって体が体温を上げようとしている時。温かい衣類や寝具を身につけ、室温も高めに設定しましょう。

2上昇期・ピーク期

発熱によって免疫細胞の働きが活発になっています。寒気が落ち着いていれば、衣類を薄手のものに着替える、枚数を減らす、寝具も薄いものに変える、室温を下げるなどの調整をしましょう。必要以上に暖めて汗をかかせて治す、という昔ながらの方法は間違いで、かえって熱がこもって危険です。快適に休めるように環境を工夫しましょう。

また、免疫細胞が働くとビタミンCが多く失われるため、ビタミン剤やホットレモンなどの温かい飲み物で補給するようにしましょう。適温のお湯にレモン汁を絞って蜂蜜を入れると、ビタミンCが摂取でき、はちみつの効果で喉の痛みがやわらぐのでおすすめです。

3下降期

下降期は熱を逃すようにしましょう。汗を大量にかくので、こまめに拭いて着替えるように。汗をかいたままにしておくと、身体を冷やしてしまいます。また、体内が大量に失われるときです。脱水症状になると、発刊作用が阻害され、熱がさがりません。水分補給をこまめにしましょう。

■ 食事

「免疫力をつけるために、食欲はないけれどスタミナ牛丼だ!」はNGです。胃腸の機能が弱っているので、無理をすると消化不良を起こしてしまいます。特に脂肪分が多い食材は避けるようにし、食べやすいゼリーやうどん、おかゆなどをとりましょう。栄養のある卵を入れるのもおすすめです。

■ 入浴

体力を消耗させてしまいます。「熱めのお風呂に入って汗をかく!」方法は逆効果なので、入浴は解熱後に軽くシャワーをするくらいに留めておきましょう。

■ 水分補給

こまめに水分補給を心がけましょう。大量の汗をかき、脱水症状を起こしてしまうと危険なので、枕元に常に飲み物があるようにしておきましょう。飲み物は、湯ざましやスポーツドリンク、経口補水液がおすすめです。
子どもには大人用のスポーツドリンク類は濃度が濃すぎて、かえって脱水症状を起こしてしまうこともあります。子ども専用のものか、自宅にある材料で経口補水液をつくることもできるので試してみてください。
カフェインは利尿効果があるので避けましょう。

《経口補水液の作り方》

【材料】
水 1リットル
砂糖 大さじ4
塩 4g(小さじ半分強)

お湯を沸かし、砂糖と塩を混ぜてできあがり!レモン汁を入れると飲みやすくなり、ビタミンCも摂取できるのでおすすめです。

■ 室内の温度と湿度

インフルエンザウイルスは、気温20℃以下、湿度20%以下を好みます。反対に高温多湿な環境下ではほとんど活動できません。また、空気が乾燥していると鼻づまりや喉の痛みにつながります。

適切な室温と湿度は
室温:20~25℃
湿度:50~70% (※40%以下にならないようにしましょう。)
です。

■ インフルエンザに感染しているときに使用すると危険な市販薬も!

つらい症状を緩和させるために自宅にあった解熱剤を・・・と使用してしまっては危険です。市販薬の種類によっては意識障害、けいれんなどを発症する「インフルエンザ脳症」や脳や肝機能に障害をきたす「ライ症候群」など重病を引き起こしてしまうことも。後遺症が残ってしまったり、最悪の場合は死に至る病気です。

具体的にはアスピリンなどのサリチル酸系医療品(アスピリン、サリチル酸ナトリウムなど)やジクロフェナクナトリウム、メフェナム酸といった成分に注意が必要ですが、ポピュラーな市販薬にも含まれているため、見極めに注意が必要です。
自己判断が難しい場合は病院で薬を処方してもらうようにしましょう。

■まとめ

インフルエンザは高熱や倦怠感、筋肉痛など全身症状が強く出る病気で、身体の受けるダメージは相当なものです。感染拡大を防ぐためにも、基本的にはすみやかに受診することが求められます。自然治癒を目指す場合は、市販薬の使用や脱水症状に注意して安静にお過ごし下さい


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