摂食障害を克服したいあなたへ、カウンセリング機関をさがすポイント(3)



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前回は、わたしが考える摂食障害の病院を選ぶポイントについてお伝えしました。

摂食障害を克服したいあなたへ・病院の選び方のポイントは?(2)

2017.12.28

今回は、わたしが摂食障害を克服するために必須だった、カウンセリング機関の選び方についてお伝えしていきます。

■摂食障害の治療はカウンセリングが何より重要

わたしは18歳から7年間、カウンセリングを受けてきました。
(摂食障害やうつ病を克服してからも、アフターフォローを定期的にお願いしていました。)

摂食障害の治療において、カウンセリングが最も重要です。
わたしの場合、うつ病も併発していたので、服薬をしてだいぶ楽にはなっていましたが、それだけでは根本的な治療はできません。

摂食障害になった時、拒食や過食嘔吐などの症状をなんとかしたいと思うかもしれませんが、本当の問題は、摂食障害を患うほどにこころが疲れている、しんどい状態なのだということ。

それは、どうしてか。こころのバランスを崩してしまう時、外的なストレス要因が大きい場合ももちろんたくさんあります。
ですが、内的な問題。例えば、ついがんばりすぎてしまう、人目を気にしすぎてしまう、自分にもっともっとと理想を求めてしまう、など考え方のクセがこころの負担を大きくしてしまう場合も多いのです。

そのこころのクセを見直して、今よりもっとのびのびと生きられるように、これまでのことをふり返り、未来を思い描くこと。それがカウンセリングです。

■カウンセリングは「話すこと、気づくこと」

そもそも、カウンセリングでは何をするのか。
ざっくりと言うと、「カウンセラーに話を聴いてもらう」のです。

なんだ、それなら友だちや家族に聴いてもらってるよ、と思うかもしれませんが、違うんです。
(友だちや家族に聴いてもらうのももちろん、いいことだと思います。)

何が違うかというと・・・。
一見するとただ聴いているだけに思えても、プロのカウンセラーは何気なく心理学的な技法を使っていたり、きちんとした理論に基づいてカウンセリングを展開しています
(わたしは大学で心理学を少し学びましたが、とても奥深い学問だなと思います。)

たとえば、カウンセリングにおいて「本人が自分で気がつく」というのはとても大切なポイントです。
わたしのカウンセラーの先生も、わたしが自分で問題点や、見えていないところに気がつけるように、カウンセリングをすすめてくれました。
自分の中へ中へ埋まっていた感情や、知らないうちに凝り固まっていた考え方に気がつくとき、思わず「あっ・・・。」という顔になる瞬間が何度もありました。
そして、そういう場面で先生を見ると「気がつけたんだね。よかった。」という表情。いつもわたしが自分で気づくのを待っていてくれました。

これはなかなか普通の人にできることではありません。まず、目の前の相手のどういうところが問題で、何に気がつければ改善するのかを客観的に把握していないといけませんし、必要に応じて、さりげなく話の方向性を定めなければいけません。そして答えがわかってても、悩んでいる本人が気がつけるのを辛抱強く待ち続けないといけません。

人からアドバイスされることって、「そうだね」と思える時とそうでない時がありますよね。
あるいは、「言っていることはその通りなんだけど・・・・。」と理解はできてもこころから納得できないことが多い。

もしも解決方法がわかっていたとしても、本人に伝わらないのでは意味がありません。
それにはやっぱり、本人が”自分で気づく”しかないのです。

カウンセリングでは、色んな話をつらつらつらつらします。
話しているうちに、「ああわたしはこんなふうに思ってたのか」「そうそうこんなこともあった」など、たくさん出てきます。
その中で先生が絶妙なタイミングで「それはどうして?」と声をかけてくれて、わたしは「えーっと、どうしてだったのかな。こうかな。」とふり返る。

それを何度も何度もくり返して、やっと根幹にたどりつく。自分のこういう考え方が自分を苦しめていた、ということがわかるのです。
こころの中にたくさんあったしこりを、そうやって一つひとつほぐしていく。

その過程で摂食障害の症状も少しずつ改善していきました。

■摂食障害の症状に対するアドバイスはない!?

摂食障害のカウンセリングには色んなアプローチの仕方があるのだと思いますが、わたしの場合はカウンセラーの先生から、摂食障害の症状について話を求められるということはあまりなかったように思います。(初回の状況を把握するための面接では話しました。)

症状のことは、わたしが話したいときに話す。先生はそれを聴いてくれる。解決方法をその場で提示してくれるわけではない。

はじめはそれがもどかしく感じたように思います。
今、過食嘔吐で困っているから助けてほしいのに、具体的なアドバイスもないし、もっと積極的に解決策をさぐってほしい、と。

でも、それは必要ありませんでした。
こころが元気になったら、自分で治したいと思えるようになったし、自然と症状もおさまってきたのです。

だから「こんなことただ話してて何になるの?」とは思わないでほしいのです。
そして、カウンセリングの主役は自分だという気持ちをいつも持っていて下さい。自分が自分のことを知ろうとする、そういう気持ちが大切だと思います。

■カウンセリング機関を選ぶ3つのポイント

わたしの場合は、先に主治医に出会って、その後に主治医の指示でカウンセリング機関をさがすことになりました。

初回の診察の時に、「カウンセリング受けてね。」と言われたのです。本当なら、同じ病院でカウンセリングを受けられたらよかったのですが、カウンセリングはしていなかった。(点数が低くて採算が合わないのかな?と勝手に想像)
カウンセリング機関を選ぶポイントは次の3つです。

(1)『公認心理師』『臨床心理士』の資格を持っているカウンセラー

「カウンセリング受けてね。」と主治医から言われた時、カウンセラーを選ぶにあたってのアドバイスももらいました。

それは・・・・。
「臨床心理士でさがしてね。」でした。

それまでお世話になったカウンセラーは臨床心理士の方もいたし、そうでない方もいました。
カウンセラーって、例えば医師のように、この資格がなければできないという仕事ではないんです。本人がカウンセラーをやりたいと思って、需要があれば誰でもできる。

人のこころという、とてもデリケートで大切なところを扱うにも関わらず、きちんとした知識を身につけていないカウンセラーも中にはいます。短期間で取れてしまう、「カウンセラー系」の資格もあるのです。
反対にカウンセラーで国家資格なのは「臨床心理士」と現在は新たに「公認心理師」という資格もできました。大学院にまで行って心理学を勉強する必要がありますし(実務経験があれば特例として受験資格を得られるパターンもある)、国家試験も難関です。ちょっとやそっとでとれるような資格ではありません。

この資格がある人は、「心理学の知識を十分に持っています」という証明になるわけです。

もちろん、臨床心理士だからと言って、一概に素晴らしいカウンセラーばかり、というわけではないですし、臨床心理士ではないけれど信頼できるカウンセラーもいると思います。が、どの人にお願いするかさがしている段階では「臨床心理士」という資格はとても信頼度が高い指標になります。

(2)できれば保険診療でカウンセリングを受けられる機関でさがす

できればですが、保険診療でカウンセリングを受けることができる機関が見つかればベストだと思います。
なぜなら・・・。カウンセリングは費用がかさむ。だいたい、カウンセリングは1回辺り小1時間というのが多いですが、その間カウンセラーと1:1で話をするので、人件費がかかりますよね。症状にもよりますが、カウンセリングは週に1回くらいの頻度で通えるほうがいいと思います。(難しければもっと頻度を少なくしてもいいと思います。)

1回辺り、数千円は費用が発生するのが一般的。先生によっては万単位の場合も。(1回3万円、と言われてびっくりしたことも・・・。)
それでは長く続けることができませんよね。通い続けることができなければ元も子もありません。

保険診療あれば自己負担は3割なので、だいぶ負担が軽くなります。
まずは精神科、心療内科でカウンセリングができるところがないか、調べてみましょう。
あるいは10代の方の場合は小児科でカウンセリングを受けられる場合もあるようです。

(3)大学の心理学部に併設されているカウンセリング機関もおすすめ

心理学部のある大学にはカウンセリング機関が併設されているところもあります。病院以外のカウンセリング機関と比べて低めの価格に設定されていることが多いように思います。
何より、きちんとした知識を持った方が在籍されているはずです。もしかすると、実際にカウンセリングをするのはまだ経験の浅い方かもしれませんが、上の先生がきっとバックで指導しているはず。(想像ですが、わたしも違う分野で実習をしたことがあるので、同じかなーと思います。)

もし、担当のカウンセラーの先生が合わない場合は、遠慮なく変更してもらいましょう。何名か在籍しているはずです。

■まとめ
わたしが思う、摂食障害を克服するために大切なことは2つ。

1つ目は、信頼できる主治医やカウンセラーをさがすこと。
2つ目は、「治したい」という気持ちを持ち続けること。
たとえ途中でくじけたって構いません。ですが、落ち着いたらまた「治そう」という気持ちに戻ってきてほしいと思います。

いつかまた、楽しく、美味しく食事ができる日を信じて。


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