調味料のカロリーまで計算した拒食の時期、当時のノートを公開。摂食障害とうつ病の克服記⑦



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高校1年生の時にダイエットがきっかけで、摂食障害になりました。前回からの続きです。前回の記事はこちら

食べたいのに食べられない!?摂食障害克服記⑥

2017.12.30

■「食べるのが怖い」

拒食症になった頃、一番思って、一番口にしていた言葉は「食べるのが怖い」でした。
食べるのが怖い=体重が増えるのが怖い。

今にして思えば、どうしてそれほどまでに体重を増やすことに抵抗を感じていたのか・・・と思うのですが、とにかくその頃は必死でした。
(詳しい心境については前回の記事に書いています。)

ただ、救いだったのは、わたしがまだ周囲の人の反応を受け入れられる状態だったということでした。
拒食症の人の特徴として、”自分の体型に対する認識の障害があること”があげられます。
つまり明らかにやせ細っているのに、「まだ太っている」「痩せていてきれい」と思ってしまう、というような認識の歪みが生じるのです。

わたしの場合もそうでした。がりがりなのに、やせた自分に満足していました。
この前まではちょっとぽっちゃりしたあごのラインや、デニムをはくとパンパンになる太ももに嫌で仕方がなかった。
でも、努力したらやせることができた!
わたしはすらりとした体型になって前よりもきれいになった、と勘違いしていました。

そしてそれと同じくらい「努力の結果、達成することができた。」「自分に打ち勝つことができた。」というような、気持ちの面での満足感も大きかったように思います。

一方で周囲の人の反応はというと、わたしとは正反対でした。
家族はあっという間にやせ細ったわたしの姿を見て、嘆きました。

「あれ・・・?」
その様子を見ているうちにとだんだん気持ちが揺らぎ、「わたし、やせてきれいになったんじゃないんだ。」と思えてきたのです。
「このままじゃいけないらしい・・・。」

こう思えたことがとても幸運でした。
なぜかというと「最近の自分はちょっとおかしいようだ。」もしくは「わたしは病気なんだ。」という認識が持てなければ、今の状態を改善しようという気持ちにならないからです。
「今のままでいい。」「周りがちょっとおおげさなんだ。」と受け止めてしまった場合、どんどん症状が進んでしまうか、そうでなくても症状を長期化させてしまうことになります。(拒食症の症状が進行すると、栄養失調による貧血や脳萎縮、肝機能障害などの症状を引き起こし、最悪の場合死に至ります。)

わたしは、「このままじゃいけない」とこの時に思えたから、「何とかしなくちゃ」という気持ちにもなれたし、それが回復につながりました。

拒食の症状が出ながらも、比較的軽症で脱却することができたのは、これが大きな要因だったと思います。

■安心して食べるためには

ダイエットをやめなければいけない。これ以上やせてはいけない。このことは「やせてきれいになった」「これは努力の結果だ」と満足していたわたしにとっては、高い高い壁でした。
ダイエットで食事を制限していた時よりも、食べて体重を増やす時の方が難しいなんて・・・。そんな気持ち、経験していない人には理解できないだろうな・・・と思います。

こうなる数年前、まだ中学生だった頃に友人が「ダイエットうまくいかないの。わたし拒食症になりたいよ!」と言っていたことを思い出しました。
今、わたしはその拒食症になった。わたしの現状を知ったら、友人はこんなふうになりたいなんて絶対に言わないだろう。そんなふうに、ぼんやりと思いました。

どうしたら食べられるようになるだろうか・・・。
その答えは結構あっさりと出たように思います。(あっているのかどうかは別にして)
それは「カロリーを計算して食べること」でした。

わたしは女の人のわりに?結構理屈っぽいところがあって、”数字”で納得するタイプでした。何となくこんな感じというような感性を基準にしてしまうと、その時々の自分の気分や状態に左右されてしまうので、信頼できず苦手。

だから”数字”が頼みの綱だったのです。

そして「食べることが怖いのは今よりも体重を増やすことが嫌だから。だったら今の体重を死守できるカロリーを摂取すればいいんだ。」という考えにたどり着きます。
それからというもの、口にするもの全てのカロリーを電卓とカロリー表を片手にきっちり計算するという日々がスタートしたのです。

■カロリー計算をする日々

当時のわたしの性格を一言で表現するのなら、”完璧主義”・・・というのでしょうね。
自分ではピンときていませんでしたが。

カロリー計算をする、と決めてから口にする全てのもののカロリーを計算する毎日。1日も、1食も欠かすことなくノートにこと細かに記録し続けました。
お肉やお魚、野菜、などはもちろんのこと、なんと、調味料に至るまで!!例えば4人分の食事でしょうゆ大さじ1を使った場合。大さじ1の4分の1量のカロリーをカウントしていました。
しかも小数点第一位の位までカロリーを算出。

例えば、しそは5グラムで1.9キロカロリー、サラダ菜は15グラムで2.1キロカロリー。しょうゆは小さじ1/3が2グラムという計算で1.4キロカロリー。
設定したカロリーは時期によってちがいますが、どうやら1200キロカロリーくらいだったようです。
お肉やお魚は食べられていましたが、白ご飯やパンなどの炭水化物は毎食ではありませんでした。(豚しゃぶの豚が1枚10グラムとなっているのでだいぶ少なめな気はしますが)
※その頃に記入していたカロリー計算ノートの一部が今も残っていました。

そして、こちらは摂取カロリーを計算するにあたって考慮した運動量、だと思います。

こうして、カロリーにとりつかれながらも計算して納得することで、「これなら食べても太らない」とほっとした気持ちで食べることができるようになりました。

一方、その頃はうつ病や不登校に苦しんだ時期で、全体的に活力がなく、机に座ってカロリー計算をする作業が負担な状態でした。

それに、カロリー表にはメジャーな食材はのっているけれど、ちょっと変わった食材や、微妙に種類がちがう食材(例えばレタスはのっていても、サニーレタスはのっていない、など)はのっていない。これがカロリー計算頼りだったわたしにはきつかった・・・。カロリーがわからないのは、不安。すっきりしない。

結局、もっと詳しい、栄養士さんが使うようなカロリーや栄養素がのっている分厚い本を購入し、それを参考に計算。それでもなかなか見つからない食材や、のっていない食材もあり、「ない!!これじゃあ食べられない!!」と取り乱して泣いたことは一度や二度ではありませんでした。

それくらいカロリーの計算は、わたしにとってどうしても譲れないことになってしまっていたのです。
カロリーありきの食事、それがこの時から半年くらい続くことになります。


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