「わたしは一生このまま・・・」ひたすら心を消耗した考え方・摂食障害、うつ病克服者が今伝えたいこと①



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わたしには、10代後半から20代前半にかけて摂食障害、うつ病に苦しんだ過去があります。克服して8年という月日が経ちました。
当時は「わたしは一生このままなのではないか・・・」と悲観し、よく泣いていました。
今回は、過去の自分に語りかけるように、今同じ病気に悩んでいる人に伝えたいことをまとめました。

■「わたしなんて、最低だ」と思い続けた日々

この記事を読んで下さっているあなたは、今ご自身のことをどのようにとらえていますか?

病気に苦しんでいたときのわたしはこうでした。

「わたしなんて、最低だ」

特に過食嘔吐をくり返していた時期や、うつ病が悪化して外に出ることさえ怖かった時期はそうでした。
「こんな最低な人間、世の中にそうそういないんじゃないか。」と本気で思っていました。

周りはみんな、部活や勉強に打ち込んで、友達同士で楽しくおしゃべりして、彼氏もできて、進路も決まって・・・わたしがずっと同じところから抜け出せずにグルグルしているあいだに、青春を謳歌しながらどんどん前へ進んでいく。

わたしが苦しいと思いながら食べている間に、わたしが息をすることさえつらいと泣いている間に、どんどん差がつく。
もう見たくない、聞きたくない。部屋の端っこでずっとうずくまって耳をふさいでいたい。

 

そんな日々でした。

何度も泣いて、葛藤して、家族に苛立ちをぶつけて・・・。その後に残るのはいつも
「わたし、一体何してるんだろう・・・・。」という情けない気持ちでした。

その頃のわたしは、完全に病気に自分を飲み込まれていました。

■自分を病気色に染めないでーひたすら心を消耗させた考え方

わたしは当時、自分のことを「摂食障害でうつ病のわたし」ととらえていました。
家にこもって過食嘔吐をくり返し、死にたい気持ちにとらわれる、何の進歩もない、どうしようもないわたし。「最低なわたし」。

摂食障害もうつ病も心の病。その病名を自分のこととしてはじめて耳にした時はずいぶん抵抗を感じていたはずなのに、いつの間にか・・・もうこれは、わたしの代名詞なんじゃないかってくらい浸透していました。

病名を自分にもらって、「摂食障害のわたしです」「うつ病のわたしです」ってレッテルをペタリと貼っていました。そしてそのことに落胆して、少し安心もしていました。

だけど、病気はわたしの全てだったわけではありません。
当たり前のことを言うようだけれど、病気はわたしのほんの一部だったはずです。
それなのに、病気が長引くにつれて、そのことすらわからなくなっていました。

もっと「よく泣くけど、最後は笑おうとするわたし」とか「動物が好きで面倒見のいいわたし」とか「おしゃれに興味津々なわたし」とか「こんな小説にはまっているわたし」とか。
当時のわたしは、病気と関係のないわたしもたくさん、たくさんあったのです。
でも、それを自分で帳消しにしてしまっていました。そんなこと取るに足らないことのように思えて、自分で自分を病

 

気色に染め上げてしまっていました。

もし、あの頃のわたしに声をかけるとしたら、「自分をそんなふうに決めつけないで。もっと病気以外の自分を大切にして。」と伝えたいです。「病気で全てを塗りつぶさないで。」と。

病気色に染め上げてしまうと、それだけで気持ちを消耗させ、本来持っている力を奪っていくように思えてなりません。

この記事を読んで下さっているあなたにも、きっと今まで生きてきた中で、たくさんの自分があったと思います。
お腹をかかえて笑ったことも、悔しくて泣いたことも、思わずスキップしたくなる嬉しい気持ちになったことも、自分や人を嫌いになったことも、意外なことにやりがいを感じたことも、物心ついた頃の最初の記憶から順番にたどっていったら色んな自分の姿に気がつくはずです。

どんなささいなことでも構いません。
色んな自分の姿を思い出してください。
(抵抗を感じる場合は、無理はしないでくださいね。)

あなたは「摂食障害の○○さん」や「うつ病の○○さん」ではないはずです。

 

色んなあなたの姿を、大切にしてほしいと思います。

■病気が伝えようとしていることは?

 

では、病気とどのようにつき合っていけばいいのか・・・。

「病気色に染まらないでほしい」とお伝えしてきましたが、決して病気を拒絶する必要はありません。
ただ、自分の中のほんの一部分なんだという気持ちで、自分の現状として受け入れることが大切だと思います。

「わたしの摂食障害」
「わたしのうつ病」

摂食障害やうつ病と病名でひとくくりになっているけれど、その経過も苦しさも治療法も一人ひとりちがうものです。
病気はあなた自身の心のメッセージとして、じっくり向き合ってみてください。

きっと病気はあなたに何か大切なことに気づいてもらおうとしているのです。

今だからこんなことが言えるのだと思うけれど、わたしは摂食障害やうつ病になってよかったと思っています。
そりゃ、失ったものもあきらめたことも山ほどありますが、それでもわたしはあのままでは生きてはいけなかった。

わたしは自分に必要なものを求めて病気になったんです。

主治医やカウンセラーの力を借りながら、今まで築き上げてきたわたし(価値観)を、ざーっと崩して、ぶちまけて、また一からひとつひとつ積み上げました。
この過程がなければ、今のわたしはいません。

そして、わたしが自分を取り戻した時、あんなに存在感をはなっていた病気はすっかり影を潜めてしまいました。
役割を果たして、去っていったのだと思います。今の自分になるきっかけをくれた病気に、感謝しています。

今苦しんでいるのに、病気に感謝するなんてとってもじゃないけれどできない、ですよね。そんなふうに思う必要はありません。
だけど、「この病気にさえならなければ!」「こんな病気になった自分は嫌いだ」というように病気を自分を苦しめる”悪者”としてとらえるのではなく、「病気がその症状を介して、何かを伝えようとしている」「自分の身をていして訴えようとしていることがある」そんなふうにとらえて、じっくり向き合ってほしいと思います。

いつの日かまた、心から笑える日がきますように。


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